ネカマをやってみたらいいんじゃないのかという話
セクハラとか、最近すごく言われてるじゃないですか。
去年あたりからのmetoo運動の盛り上がりか、日本でもセクハラの可視化が始まって、政治や企業などの中の歪みが露になってきているという感じで、酷い事はどんどん制裁を受けて少なくなっていったほうがいいと思いますので流れとしてはいい感じではないかと思います。どんどん出てくるヤバい事案が多すぎ。
ただ、強制わいせつや強姦的なパワーなハラスメントを含んだセクハラは分かりやすいものの、言葉によるセクハラについては「そんなこと言ったらなんでもセクハラで話すことができないじゃないか」みたいな意見もたまに出ています。何言ってんだそんなわけねえだろ…。
よく、セクハラをする人というのは「相手を人間として見ていない」と言われます。これがどういう事なのかちょっとわからないという人は意外といるのかもしれないと思いました。
そういう視線自体が不快というよりは、「そういう視線を気が向くまま不躾に向けても良い存在に見られている」という事の方が不快。
— nemoの考え休むに似たり (@Tadaditadadum) May 28, 2018
ヒトとして見られてないのが腹立たしいし、こっちをヒトとして見る事が出来ない相手に気色悪さを覚える。
こいつ女という属性しか見てねえなって相手とはコミュニケーションをまともにとることが非常に難しかった…というのは長年ネカマをしてみての学びだったw同時に皆リアルでもこんなの相手に苦労してんだなあと…
— 超かおりん (@chou_kaorinn) May 28, 2018
そこで思ったのが、男性諸君は本気のネカマをやってみたらどんなコミュニケーションがまずいのかわかるのでは?というサジェストです。セクハラをされる女の気持ちが分からないのなら女になってしまえばいい、インターネットで。という発想です。
わたしはインターネットのネカマとして10年以上活動していたことがあります。ワンチャン狙ってる下半身直結マンも何度か引っかかって本当にめんどくせえなという目に遭いましたが、大体というか全てそういうマンはこっちの話しなんか聞いちゃいない、欲望をぶつけてくるだけという共通点があったような気がします。対話をする気がゼロなんです。ありゃもう本当にめんどくさい…
遊びじゃない全身全霊のネカマをかましていると程なくしてアレなプライベートメッセージなどがバンバン飛んできます。それに真面目に対応してるとほんとこいつら人の話聞いてねえな!!!って怒りが出てくると思います。また、脈絡もなく動物的な感情をぶつけられて険しい気分になると思います。その気持ちを忘れないでください。そして同じ事を他の女性にしないようにしてください。そうするだけでぶち壊れたコミュニケーションはだいぶ減るんじゃないかと思います。多分。